アバイジャ・カレオ・メヘウラとは何者?萩原京平を1Rで沈めたハワイの格闘家の正体

2026年4月12日のRIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKAで、ほぼ無名だったアバイジャ・カレオ・メヘウラが萩原京平を1ラウンドで圧倒し、日本の格闘技ファンの間で一気に名前が広まった。

Googleトレンドでは大会翌日に「アバイジャ カレオ メヘウラ」の検索が+130%に急上昇。「萩原 京平」も+200%で、2つのキーワードがトレンド上位に並ぶ状況になっている。

この記事では、メヘウラのプロフィール・戦績・経歴から、萩原戦の試合展開、体重超過の経緯、SNSでの炎上と人気化の流れまでを、RIZIN公式情報をもとにまとめる。


目次

アバイジャ・カレオ・メヘウラのプロフィール(RIZIN公式)

項目内容
本名アバイジャ・カレオ・メヘウラ(Abijah Kaleo Meheula)
生年月日1995年11月25日(30歳)
出身アメリカ合衆国ハワイ州
身長175cm
体重66.0kg
リーチ178cm
所属エクストリーム・クートゥア(Xtreme Couture)
得意技ニンジャチョーク
通り名“The Disciple”
憧れの選手マックス・ホロウェイ
Instagram@popolo_maoli

MMA戦績:6勝4敗(RIZIN戦はノーコンテスト)

Tapology登録のプロMMA戦績は6勝4敗0分。6勝のうち4勝が(T)KO勝利で、フィニッシュ率の高いアグレッシブなファイターだ。

RIZIN公式プロフィールに記載されている試合履歴は以下の通り。

2021年10月 Fury FCでプロMMAデビュー

2021年〜2022年 デビュー2戦目以降、2年間で3連敗

2023年 2試合がキャンセル(試合自体が成立せず)

2024年2月 LXFで再起戦。1R TKO勝利で復活

2024年3月 Tuff-N-Uffで1R KO勝利(ボディへのヒザ蹴り)

2024年8月 United Fight Leagueで1R KO勝利(左アッパー)

2025年1月 Fierce FCで2R 一本勝ち(リアネイキッドチョーク)→ 4連続フィニッシュ達成

2025年8月 KOTC参戦。Bellator経験者のケヴィン・ベームに判定負け

2025年9月 KOTCメインイベント。ユタ州フェザー級ランキング1位のオーウェン・ロビネットにTKO勝利(パウンド肘)

2026年4月12日 RIZIN LANDMARK 13で萩原京平と対戦。1R 4分50秒 ノーコンテスト(体重超過により/実質TKO勝ち)

注目すべきは2024年以降の復活ぶりで、3連敗と2試合キャンセルという苦しい時期を経て、4連続フィニッシュ勝利で一気に波に乗った。


経歴|カヌー3度の州王者→薬物依存→格闘技で更生

メヘウラの経歴はかなり異色だ。

12歳から23歳まで、ハワイの家族ぐるみの伝統であるカヌーに打ち込んだ。島から島へカヌーで移動するのはハワイの先祖から続く文化で、メヘウラはこの世界で2011年〜2014年の間にオヒア州大会で3度の優勝を果たしている。

しかし24歳の頃、毎日サーフィンと仕事だけの生活に疲れ、人生の方向性を見失い薬物に深く依存した。そこから抜け出す方法を模索する中でキックボクシングを始め、格闘技を通じて人生を立て直した。その後MMAに転向し、2021年10月にFury FCでプロデビューしている。

RIZIN公式では「激闘型のアグレッシブファイター」と紹介されており、憧れの選手としてハワイを代表するUFCファイターのマックス・ホロウェイの名前を挙げている。


萩原京平戦の詳細(RIZIN公式レポートより)

大会情報

  • 大会名:大和開発 presents RIZIN LANDMARK 13 in FUKUOKA
  • 日時:2026年4月12日(日)
  • 会場:マリンメッセ福岡 A館
  • 観客数:14,817人

試合情報

  • 第9試合 / RIZIN MMAルール / 5分3R / フェザー級(66.0kg契約)
  • 結果:1R 4分50秒 ノーコンテスト(体重超過)

なぜノーコンテストになったのか?

前日の公式計量でメヘウラは規定体重66.0kgに対して67.5kgと、1.5kgの超過が判明。しかも計量会場には姿を見せなかった。

RIZIN MMAルールに基づき、以下の条件付きで試合が実施された。

  1. メヘウラの勝利は記録されず、萩原が勝った場合のみ公式記録
  2. メヘウラが勝つか引き分けの場合はノーコンテスト
  3. メヘウラは**減点2(レッドカード)**からのスタート

萩原はこの発表を受けても「何キロでも関係ないっすよ!」と男気を見せ、試合を受けた。

試合展開(RIZIN公式レポートより)

両者オーソドックスで向き合い、メヘウラがスピーディーに動く。萩原はカーフキックでメヘウラのバランスを崩す場面もあったが、メヘウラは接近すると首相撲を取り、ヒジ・ヒザで金網に押し込んで攻めていく。

萩原はハイキックやローを放つが、メヘウラは飛びヒザから再び首相撲。ヒザを返した萩原のキックがローブローとなり一度中断。

再開後、メヘウラは蹴りから首相撲に繋いでのヒザ蹴りでペースを完全に掌握。ボディ、顔面とヒザを打ち分け、これで萩原がダウンするとパウンドの連打をまとめ、レフェリーが試合をストップした。

萩原は右の眉付近を大きくカットし流血。ルール上はノーコンテストだが、試合内容はメヘウラの完勝だった。


試合後コメント

萩原京平

試合後のインタビューで萩原は失望の表情を見せた。「弱すぎる自分にガッカリしています」と語り、メヘウラの印象については「力が強かったですね、けっこう」と率直にコメント。試合プランについては「細かいプランはあまり考えていなくて、やってきたことを練習通りやろうと思っていた」と振り返った。

萩原にとっては2025年11月の秋元強真戦(TKO負け)に続く実質的な連敗となった。

朝倉未来(ABEMA PPV特別解説)

「相性が悪い相手だったかもしれないですね。テイクダウンとか取れればもっと……テイクの圧力がないまま、こらえていただけなんで」と分析した。


SNS炎上→一転して人気者に

メヘウラが話題になったのは試合だけではない。

試合前:計量オーバーからの食事投稿で炎上

前日計量で1.5kgオーバー。計量会場には姿を見せなかったにもかかわらず、自身のInstagramに食事風景を連続投稿した。

計量直後にコンビニのサンドイッチにフライドチキンを挟んだ画像をアップ。その数時間後にはラーメン・焼き鳥・ビールまで写った夕食の写真も投稿。格闘技ファンからは「プロじゃねぇ」「ただの観光客じゃねぇか」「どういう神経してんの?」と炎上した。

試合後:博多グルメ満喫で人気化

ところが萩原を1Rで圧倒した後、深夜に博多の有名ラーメン店「ShinShin」を訪れてラーメン・餃子・コーラを楽しんでいる写真をインスタに投稿すると、ファンの反応は一変。

「こいつ好きになってきた」「観光がメイン説まである」「ちゃんとリサーチしてShinShin攻めてるのはわかってる」など、好意的な声に変わった。


まとめ

体重超過という問題はあったものの、RIZIN初参戦で萩原京平を1R 4分50秒で仕留めたインパクトは大きい。首相撲からのヒザ蹴りという、日本のフェザー級では見慣れないスタイルで萩原を完封した。

戦績6勝4敗と決してトップファイターの数字ではないが、2024年以降の4連続フィニッシュ勝利やKOTCメインイベントでの勝利など、上昇カーブにある選手であることは間違いない。

カヌーの州王者、薬物依存からの更生、計量オーバーにSNS炎上、それでいて圧勝してから博多ラーメンを満喫するという規格外のキャラクター性は、日本の格闘技ファンの記憶に強烈に刻まれた。

今後RIZINから再オファーがあるのか、次の対戦相手は誰になるのか注目だ。


情報源: RIZIN FIGHTING FEDERATION公式サイト(選手プロフィール・試合結果レポート)、Tapology、ORICON NEWS、東スポWEB、ENCOUNT、Googleトレンド

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